こんにちは！
福井 セレクトショップ「”D”River（ディーリバー）」 スタッフのHAYATOです。
ディーリバーが手がける「オフ（休暇）」をコンセプトに掲げるハウスブランド
”Offf (オフ)” の新作がリリースとなりました！
この「Offf（オフ）」が作られた元々というのは、
僕のリアルな実体験が根底にあります。
少しだけ前置きとしてお話ししますと・・・（自分事ですいません）
ディーリバーを開業して今年で5年目となりますが晴れてオープンしてから3年強の間、
定休日にもお店に来て撮影をしたりオーダーをしたりと、
「休み」をとることをしていませんでした。
というのも「働いている」という実感もなかったといえばいいのでしょうか。
「もっといいものをセレクトして、もっとお客様に来てほしい！」と意気込みが強すぎるあまり、
闇雲になって突っ走っていただけでした。
しかしながら「皆さんが忙しい平日を終えて、週末や連休の休暇のときに着て、ワクワクして出かけるための”洋服”を販売させていただく僕が、ここまで仕事を詰めていてどうなんだ？」と疑問を覚えるようになって、
しっかり休む日は休み、大型連休などがあれば振替でお休みを頂戴したり・・・
行動と想いがリンクしてきた道則で、いろんなアイデアが浮かんできました。
「ああ〜こういうときにこんな洋服がほしいな」
「今シーズンはブランドから、◯◯の発売がない。でもこれと合わせたいなぁ」
僕の「オフ（休暇）」の時間から、
など思い浮かんだことをノートに書き記し、
それを具現化させたものこそが 「Offf」 です。
「Offf」は着ていただける皆様に、
より一層の休日の満足感と楽しい時間を提供するためにディーリバーが立ち上げたブランドということなんです。
このヒストリーと僕の小さな想いを知っていただいたうえで、
次項より今シーズン、初の秋冬企画を発売することになりましたのでそのアイテムについて
「誕生までのエピソード」も併せてご紹介をしたいと思います。
昨今の暑く、長い夏から着想 季節を問わずに愛用できる『ワッフル生地』がその答え
こちらが新しい秋商品を企画した際の、５月ごろにイメージしていた実際のデッサンです。
元を辿ると昨年同様に今年は酷暑になる予報がでており、
「長物（ロンTeeなど長袖）」をつくりたいなぁと考えてはいました。
がその逆に、
「長袖が一枚で着れる（販売できる）時期が、今年はあるのか？」
という大きな不安がありました。
例年通り１０月にはいったらいっきに気温が急下降。
「あれ？なに着よう！」と焦ってしまうことが絶対にでてくるだろうなぁと
独自の推測を立てました。
そこで最終デザイン＆パターンを手がけてくださる LiSS（リス）のデザインチームから、
「こんな生地がありますよ！」とご紹介をしてもらったのが『ワッフル生地』になります。
寒い時には体の熱を滞留 暑い時は接地面が少なくドライな着心地という二刀流。
文字通り、お菓子の「ワッフル」のような見た目の生地を指し、
表面に規則的な凹凸をつけた『ワッフル素材』
まるで編み物と織り物を、
一つに組み合わせたようなざっくりとした表情、そして風合いが魅力で僕も大好きな素材です。
というのも、
この生地の凹凸が肌に触れる表面との間に空気の層を作り出すことによって、
寒い日には体温を逃さない保温効果があるとともに、
暑い日には肌への接地面が非常に少なく、その層の隙間をとおる通気性にも優れているため蒸れ知らずの快適な着心地をロングキープしてくれます。
インナーウェアなどでも多いワッフル生地ですが、
今回拘らせていただいたのはコットン70% ポリエステル30%の割合によるブレンド。
コットンのみのブレンドだと天然素材らしい風合いはもちろん楽しめるのですが、
どうしても長く着ていくごとに生地の組織が徐々に伸びていってしまい、
ヘタレた雰囲気が非常にだらしない。
そこで天然素材ならではの風合いをコットンの７０％に。
その上で非常に軽やかな着心地と、なんといってもキックバック(伸びても戻ろうとする反発力)に優れたポリエステルをブレンドした二者の良いとこ取りをしました。
天然コットンらしい表情に、ご覧のような伸縮性の高さ。
ただただ引っ張っているだけではありませんよ？
この素材同士のバランスが絶妙なんです・・・とLiSSチームも太鼓判のワッフル生地を今回贅沢使用とさせていただきました。
LiSSが推薦する、素晴らしいワッフル生地を採用したカットソーはこちら！
着た姿で一目瞭然の微調整を繰り返したどり着いたシルエット ラグランスリーブが首から袖にやさしく沿うパターニング。
このワッフル生地を用いて、次は洋服の『解体図』をつくります。
そこで初期の段階からイメージしていたのは、
肩幅を決めないラグランスリーブ仕立て。
というのも、一般的なカットソー素材に比べて大なり小なり肉厚さのあるワッフル生地は、
ボディとスリーブを縫い合わせる時に生地同士をあわせ縫うので
「ぽこっと」肩に膨らみがでちゃうんです。
（他社製品イメージ）
袖の付け根の部分がちょこっと膨らんでいるのがわかりますよね？
撮影でうま〜くその部分が目立たないように撮られていますが、
手を下におろしたらこのポッコリがめちゃくちゃ気になると思います。
なのでOfffがこだわったのは、肩から袖にかけて縫い代のないフラットなルックスです。
そして一般的に袖にリブ（袖の絞り）をつけたワッフルカットソーが世に溢れている中、
あえて取り払ったデザインにすることでダボッとした印象を払拭。
上からジャケットを羽織っても手元がごわつきません。
ラグランはとくに秋冬シーズン、
肩幅という概念がそもそもないので重ね着にも重宝しますし、
「なで肩」がコンプレックスという方にこそラグランを着ていただきたいです。
なで肩の方と同じ肩のラインをつくるラグランは無理なく体に沿ってくれるため、
余分なシワが出ずに着ることができます。
つまりなで肩が非常に目立ちにくい洋服こそ、実は『ラグラン』です。
（逆にいかり肩の方は、肩のラインが際立ってしまうのでおすすめしません）
是非そのサイジングへの拘りも手にとって実感していただけたら幸いです。
Mサイズ
推奨身長 165cm（オーバーフィット）〜178cm（ジャストフィット）
Lサイズ
推奨身長 170cm（ややオーバーフィット）〜185cm（ジャストフィット）
幅広い方々にご着用いただけるような素材感、そしてサイズ出ししていますが
お好みのシルエットでお買い求めいただくのが何よりかと思います。
この凹凸どこか力が抜けたようなリラックスしたルックスは、
無地ながら一枚着にも安定感があり、ついつい「オフの日」に手に取って出かけたくなる一枚です。
ぜひ秋のオフにお楽しみいただけたら幸いです。
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